こころの疲れとは?
こころの疲れ(精神的不調)はからだに影響を及ぼすことがあり、
からだの不調(身体的不調)はこころに影響を及ぼすことがあります。
こころとからだは連動しています。
精神的不調や身体的不調により心身のバランスを崩すと、脳のはたらきに影響を及ぼすことがあり、
その結果精神的な病気を引き起こす事があります。
おひとりおひとりで症状は様々です。
話をすることで楽になることもあります。
治療が必要な場合もありますので、気になることがありましたらご相談にいらしてみてください。
こころの疲れ(精神的不調)による症状の例
- 意欲が出ない、何をするにもおっくうである
- 今まで楽しかったことを楽しく感じない
- イライラする、焦ってしてしまう
- そこまでしなくてもいいのにと思っても、何回も同じことをしてしまう
- 電車に乗るのが怖い、狭い空間が怖い、人混みが怖い
- 不安が出る
- 人前で過度に緊張する
- 周囲の人の視線が気になる
- 不思議な声がしてくる、誰かに悪口を言われているような気がする
- 考えがまとまらない
- 物忘れが気になる
- 異文化になれない
- 衝撃的な出来事があり、その後、気持ちが動揺しやすい
- 大切な人、動物を失ってつらい
- 体の不調で検査をいろいろ受けたが、体はどこも悪くないと言われた。でも、心身の不調が続く
こころの疲れは体に影響します
こころの疲れは体に影響することがあります。
脳の働きに変調を来すと、自律神経系が不安定になります。
自律神経系に変調を来すと、身体症状が出ることもあります。
精神的不調が引き起こす身体症状(自律神経症状)の例
- 眠れない(寝付きが悪い、夜中に何度も目が覚める、目が覚めた後なかなか寝付けない、朝早く目が覚める、起きたときよく寝た感じがしない)
- 頭が重い、頭痛がでやすい
- 胸が圧迫されるような感じがする
- どきどきする
- 息苦しいような感じがする
- 手足が冷たい、しびれるような感じがする
- 顔がほてる
- 食欲がない
- 過食になってしまう
- 便秘や下痢をしやすい。便秘と下痢を繰り返す
- 口が渇く
- 首や肩が凝る、腰や背中が痛い
- 不安や緊張が強くなったとき、胸がばくばくする、手が震える、汗が過剰に出る、顔が赤くなる、おなかを下す
女性にみられる不調
- 月経(生理)前や月経中にイライラする、気分が不安定になる
- 産後の気分の変調
- 更年期の気分の変調
- 職場での悩み、その後の気分の変調
- 家庭での悩み、その後の気分の変調
など、おひとりで抱えずお話しすることで楽になることもあります。
治療が必要な場合もありますので、気になることがありましたらご相談にいらしてみてください。
男性にみられる不調
- 職場での悩み、その後の気分の変調
- 男性の更年期の悩み、気分の変調
- 退職後の気分の変調
- 家庭の悩み、その後の気分の変調
など、おひとりで抱えずお話しすることで楽になることもあります。
治療が必要な場合もありますので、気になることがありましたらご相談にいらしてみてください。
物忘れの悩み
日常生活上、もの忘れはよくあることです。
- 「今日の朝ご飯に何を食べたかな?」と、細かい部分はなかなか出てこないけど食べたことは覚えている。
- その日の朝食を食べたにもかかわらず「今日の朝ご飯をまだ食べていない」と、食べたこと自体を忘れてしまっている。
などおひとりおひとりで様々ですが、食事をしたにもかかわらず「まだ食べていない」と言う場合は、気になるサインの一つです。また、
- うつ状態になると脳の機能が低下し記憶力が低下することがあります。
このような場合、専門機関でチェックをお受けになるのも一つの手段です。